歯周ポケットの深さで分かる歯の健康チェック!
歯周ポケットの深さで分かる歯の健康チェック!
皆さん、こんにちは。今回のテーマは「歯周ポケット」。
この小さな溝が、実は私たちの口腔内で大きな影響を与えているんです。
歯周ポケットって聞いたことありますよね?歯と歯ぐきの間にある小さな溝のことです。ここに細菌が住み着くと、様々な問題を引き起こします。歯ぐきの腫れや口臭はもちろん、歯周病を進行させる元凶にもなるんです。今日は、この歯周ポケットの深さから、歯周病の進行度合いと適切な治療法についてお話しします。
歯周ポケットの深さで分かる歯の健康チェック
2~3mm:歯肉炎の段階
この段階では、歯ぐきに軽い炎症が起きています。歯磨き中に出血しやすくなりますが、まだ深刻ではありません。丁寧なブラッシングとデンタルフロスの使用で、十分に改善できる可能性が高いです。
3~4mm:歯周病初期
歯ぐきの腫れや出血に加えて、冷たいものがしみたり、口臭が気になり始めます。この段階では、歯科医院で専門的なクリーニングを受け、歯石を除去することが重要です。
4~6mm:歯周病中期
歯ぐきの赤みと腫れが目立ち始め、歯を押すとわずかに動く感覚があるかもしれません。口臭も強くなってきます。この段階では、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)という、歯周ポケット内の頑固な歯石を取り除く処置が必要になります。
6~8mm以上:歯周病重度
歯のぐらつきが顕著になり、歯ぐきと歯の間から膿が出ることもあります。口臭も非常に強くなります。この段階では、SRPだけでは対応できず、フラップ手術という歯ぐきを切開して歯石を除去する処置が必要になることがあります。
早期発見・早期治療が鍵
歯周ポケットが深くなるほど、治療は難しくなります。歯ぐきに違和感を感じたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。定期的な検診で、歯周ポケットの深さをチェックすることが、健康な歯を守る秘訣です。
私たち歯科医師は、皆さんの口腔内の健康を守るためにいつでもお待ちしています。少しでも気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。一緒に、素敵な笑顔を守っていきましょう!